見なれた顔。
見なれたテキスト。

繰り返される理論。
繰り返される技術。

なぜ我々は同じことを繰り返すのか?



11/20、21日、活法研究会の整動鍼セミナー四肢編C日程に参加しました。
9月のB日程で四肢編に初参加して2ヶ月、早くも復習としての参加です。参加したメンバーを見渡すと初めて見る顔と見知った顔が半々くらい。ですが3分の1は復習しての参加です。
なぜ復習としての参加者が多いのでしょう?

復習で参加する理由は大きく3つあると思います。

1.前年からアップデートされた内容を学ぶため
2.診断とツボ取りの精度を上げるため
3.仲間と交流するため





◯進化する整動鍼

整動鍼セミナーは今年で2クール目。その効果の大きさと明確さ、即効性と再現性から毎回定員一杯になる人気セミナーです。
整動鍼は創始者である栗原誠先生の長年の臨床実績と古武術に由来する活法から生まれました。ツボに鍼をすることで起こるシンプルな体の変化を観察、分析することでその世界を構築してきた鍼灸技術であり、現在も進化中です。
そのため2クール目に入り、1クール目よりも効果のあるツボと差し替えられたり(100近いツボの中で差し替えられたのは1つだけですが・・・)、新たに追加された技術(それも効果絶大!)があるのです。
これを学ぶだけでも参加する意義はかなり大きいのです。



◯技術はどのくらい学べば身につくのか?

整動鍼で使うツボの多くはせいぜい1、2mmの大きさ、使う鍼は直径0.2mm以下の場合がほとんどです。
大きさのスケールとしては髪の毛をゴマ粒に刺す感じです。
整動鍼のツボは現存するどんな医療機器でも探り出すのはおそらく不可能で、人の手によるものが唯一の方法です。

ツボ取りの精度のアップは一朝一夕にはできません。何度もツボ取りをし、より正確にできる人にチェックと修正を繰り返していくのです。
仲間内でもある程度はできますが、より効率よくレベルアップするには精度の高いツボ取りをできる人にチェックしてもらうのが1番です。
より高いレベルでそれができるのがセミナーという場です。

以前、技術の習得には数ヶ月で十分か、10年もの長い年月が必要か、などという議論がありました。
整動鍼のセミナーの場合はどうかというと、個人的な意見としては、治療として最低限成立するという意味でなら1回のセミナーで十分だと思いますが、より効果の高い治療を求めるなら最先端、高精度の技術に触れられるセミナーへの参加は必須であると考えます。
テキストに書いてある文字ではなく、手から手へ伝えられるものにこそ価値があり、セミナーの意義があると思います。



◯同じ志を持つ仲間は得難いもの

整動鍼セミナーを開催している活法研究会の目的は、鍼灸という技術、鍼灸師という存在の地位の向上にあると聞いています。
セミナーには、サブカルチャーと混同されがちな鍼灸を明確な治療技術としてあきらめられない、鍼灸師という資格を職業として、技術者として確かなものにしたい、そんな熱い思いを持った鍼灸師が続々と集まってきています。

同じ思いを持つ仲間には、同じ思いを共有できる場でしか出会えません。
整動鍼という技術は活法研究会の講師陣の熱い思いによってセミナーとなり、その思いに共鳴した人々が集まっています。
そんな場だからこそ、何度でも足を運びたくなります。

活法研究会の講師陣やセミナー参加者との交流そのものがかけがえのない経験であり、財産です。




先日、栗原先生のブログで「10年前から知っているような錯覚に陥る」との言葉を頂きました。



栗原先生が全身全霊をかけセミナーに向かっていて、それに全身全霊で向かっていくからこそ生まれた関係性だと思い、嬉しくなりました。

来年は新展開もありそうです。自分が全力で向かえるものがあるというのは大事なことであり、嬉しいことです。

今後のセミナーも楽しみです。