2016年12月

活法と合気道①

先日、今年最後の活法研究会のセミナーが終わりました。





今年は3月の活法基礎セミナー下肢編から始まり最後は活法基礎セミナー頚肩腕編。
途中整動鍼セミナーが続いた時期もありましたが、私の中では整動鍼は活法の一部です。
今年は活法に始まり活法に終わった1年と言えます。


活法と整動鍼の関係は私がやっている合気道の体術と武器技の関係に似ています。そもそも活法と合気道が似ています。
今回はそのあたりを掘り下げていきたいと思います。





◯まずそもそも合気道とは?

合気道とは何ぞや?ということは詳しく説明し出すと本が何冊か書けてしまうくらいのボリュームになるので、ここでは最低限に留めておきます。





合気道は開祖植芝盛平翁が生涯に渡って学び、研究した武術や思想を1つの体系として現した武道です。

相手と争わず導く、というのが思想、技法に共通した特徴で試合もありません。言葉にすると簡単ですが、その真意は稽古している人間にしか分からない部分が多いと思います。

武道としても古武術としても他とは一線を画していて、どちらの要素も持ちながらどちらにも属しきれない、それ故に色々と誤解されやすいのが合気道だと感じます。





◯合気道は殺法か?活法か?

古武術の技は殺法と言われ、活法は一般的に古武術の裏技とされています。

殺法は相手を破壊する技、活法は治療する技。

殺法は動きを崩す技、活法は動きを正す技と言いかえることもできます。





本来、武術には流派ごとと活法がありましたが、明治維新や太平洋戦争を経て多くは失われました。
ですがそうした時代を生き延び、現代でも整体術、活殺術などの名前で伝承されているものもあります。
私が学んでいる碓井流活法もその1つです。

剣道や柔道をはじめとするいわゆる現代武道はスポーツ性を多く含んでおり、殺法、活法という概念はありません。

合気道はどうかというともちろん殺法、活法という概念はありません。
しかし碓井流活法を学んでいると、考え方や技術的な部分に合気道と似たようなものが多くあります。

合気道は殺法とも活法とも言い切れません。





◯私の仮説

私は個人的に「合気道は活法である」という考えを持っています。

正確には「合気道は殺法から始まり、技を追究していくことで活法になっていく」と考えています。
これは古武術において活法が殺法よりも上位の技術となっていることを考えれば当たり前のことかもしれません。
ですが一般的に殺法と活法は別々の場で使われるのに対し、合気道は稽古の中で殺法と活法が展開されるというのが大きな違いです。


ここでの話は一般稽古者の場合で、達人になるとどうなのかは分かりません。
「殺活自在」「活殺自在」という言葉の表すように殺法と活法の境目はもしかしたら無いのかもしれません。


つづく



いざ江ノ島、そして鎌倉

藤沢会の翌日、せっかくなので観光をしてきました。

藤沢会のメンバーから色々オススメを聞いた結果、江ノ島と鎌倉を回ることにしました。


藤沢の駅から江ノ電で江ノ島に向かいます。

江ノ島駅に到着。


駅から案内板に従って進むと徒歩10分くらいで江ノ島に着きます。


橋の向こうに江ノ島が。


橋を渡った先に整動の、いや青銅の鳥居が。

鳥居をくぐり、小路を進むと、



江島神社の鳥居があります。


このペースで続けていると長くなるので、ここからはダイジェストで。


辺津宮。



その横に日本三大弁財天の1つ、八臂弁財天像を納めた堂があります。中は撮影禁止。



八坂神社。須佐之男命が祀られています。



中津宮。



こんな説明書きが・・・。




サムエル・コッキング苑。完全に来るタイミングを誤った感があります。
花の咲く季節の昼に来るか、またはこの時期イルミネーションが点灯するようなので、夜に来るべきです。



サムエル・コッキング苑の中にある展望台シーキャンドル。


展望台からは富士山も見えます。



恋人の丘「龍恋の鐘」。周辺にかけられた無数の南京錠に若干恐怖すら感じます。他に人がいたため、アラフォーオヤジが1人で恋人の鐘を鳴らすという暴挙は達成できず・・・。



稚児ケ淵。不思議な感じの岩場。太公望が沢山いました。



江ノ島岩屋。空海や役行者が中で修行したとかしないとか・・・。



中には石の彫刻。神秘的な空間です。



第一岩屋と第二岩屋を結ぶ通路から見える岩肌。修行者が好みそうな雰囲気。







杉山検校のお墓。杉山検校は現在でも使われている鍼管を開発した方。



福石は先述の杉山検校がこれにつまづいた際に松葉が入った竹の管が体に当たり、そこから鍼管を思いついたとか。
分かりづらいですが左側の石です。



これです、これ。これが福石。








続いて、いざ鎌倉!


鎌倉駅東口。もうすでに普通の駅ではありません。


東口の左手に進むと、


小町通りという商店街。飲食店やお土産屋などがズラリと並びます。ここを抜けた通りを右に進むと、



こんな鳥居が見えてきます。
ここが鶴岡八幡宮。



源頼義や源頼朝などが源氏の氏神として大切にしていた場所です。



石段を登ると、その先に本殿が見えてきます。


途中には鳩もいます。
鶴岡八幡宮の「八」の字は鳩の姿をしており、それをモチーフにしたのが鳩サブレーだそうですね。


その後高徳院へ向かい鎌倉の大仏のご尊顔を拝見します。


高徳院は鎌倉駅の西口から徒歩20〜30分位の場所にあります。鶴岡八幡宮とは逆方向。
鎌倉は他にもお寺が沢山あるので、ちゃんと時間をとって回る方がよさそうでした。何でもお寺めぐりのコースがあるんだとか。

時間と体力がギリギリだったので観光はここで終了。


日本国内にはまだ行ったことの無い場所、見たこともない史跡や建造物、感じたことのない自然や文化が沢山あります。折にふれて各地に旅行するのも楽しいものです。
また時間を作ってどこか行きたいなぁ。



近くの他人より遠くの仲間

県境のトンネルを抜けると、そこは雪国ではなくなった。


◯そもそもここが雪国

12月11日、横手市は前日から雪が降り積もり、朝には30cmを越える積雪。
朝5時にセットした目覚まし時計がなるより早く、除雪車の作業音で目を覚ましました。





「やはり積もってるなぁ・・・」

このとき気温は-1°C。コートから靴まで冬用の装備が必要な条件がバッチリ揃っています。
この日は神奈川県に出張。向こうの最高気温は10℃。完全に秋の気候の雰囲気です。雪国の冬用完全装備で行ったら現地で浮きまくること間違いなし。

しかし考えてみるといくら横手が寒くて積雪が多かったとしても、電車や新幹線の中は暖房全開。何の心配もありません。横手駅までの道のりと新幹線に乗り込むまでのホームの移動さえ乗り切ればあとはどうにでもなります。

結果としてTシャツ2枚重ねに薄手の上着。靴も冬用のブーツではなく、普段はいてる靴。横手市内は駅まで車で送ってもらうことで乗り切る作戦に。
横手市内で誰かに会ったら間違いなくビックリされる出で立ちです。
案の定、新幹線待ちをする大曲ではほとんどの人がダウンジャケットやコートを着込み、ブーツを履いていて、自分の方に珍獣を見ているかのような視線が送られたような気もしましたがそんなことは気にしません。

正確に言えば、服装をどうみられるかなどどうでもいいくらい楽しみな出張だったのです。


◯活法が繋いだ縁「藤沢会」

今回の出張はセミナーではありません。

藤沢で月1回開催されている活法復習会、通称「藤沢会」に参加するためです。

藤沢会は神奈川で活躍する活法研究会のメンバー有志による復習会で、今回で17回目の開催です。
メンバーの多くは昨年頃から活法・整動鍼のセミナーに参加し始め、ほぼ同じようなスケジュールでセミナーを受けているので、キャリア2年前後の同期生の集まりのような和やかな雰囲気です。
ですが活法・整動鍼に注ぐ熱量はキャリア3年以上のベテランの方々にも負けていません。妥協のない姿勢にはセミナー講師の先生方も一目を置いているようです。


いつもの新幹線で東京に向かい、そこから神奈川県藤沢市を目指します。





藤沢駅に降り立つと横手市と同じ日本とは思えない青空が見えます。



歩いて会場である西岡治療院に向かいます。






着きました。



会場となっている西岡治療院の西岡先生は元プロボクサー。治療院内もボクシングジムのような体育会系な雰囲気だろうか?





そっと覗き込みます。



覗き込んだ巨体に気づいた大島先生が迎え入れてくれます。
大島先生は藤沢会の取りまとめをしていて、県外の私をこの会に誘ってくれたのも大島先生です。



中に入ると復習会前に腹ごしらえをしたり、互いに治療したり、臨床の情報交換をする光景が広がっています。


今回は同期生、ベテランを含め9名が参加。過去最高の人数だそうで、初参加の人間としては緊張を隠せません。




◯妥協なき復習会

人が集まったところで復習会が始まります。
今回はセミナーの機会の少ない基礎編の技が中心。
坐骨上げ、中殿筋の導引、骨盤の3点導引、仙腸関節の導引、骨曲げ、縦折り、内転筋の導引と、注意すべきポイントの多い技を順に練習していきます。

技の練習には数をこなすことも大事ですが、客観的な視点から技の出来を評価してもらうことも大切です。
お互いに妥協なく間違いを指摘し、より高いレベルの技の完成を目指します。





そして整動鍼。臨床での発見やセミナーの内容を共有した後、ツボ取りの練習。
1つ1つのツボに皆真剣に向き合います。




6時間に渡る復習会はあっという間に終わりました。

元々はセミナーを受けて「復習しないと活法を本当には使いこなせない」という不安から始まった復習会だという話でしたが、今は参加者全員が純粋に活法と整動鍼を楽しんでいるように見えます。

1人1人が独立した治療家でありながら、中学校の部活動のような和やかさと連帯感を持っている、何ともうらやましい場でした。




場所を変えて懇親会。年内最後なので忘年会です。



また来たくなる復習会。

それが「藤沢会」。

暑き日に熱き出来事

11月だというのに陽射しが強い。こんなに暑いのにコートにマフラーまで身につけている東京の方々はよほど暑さに強いのだろう。
半袖と長袖のTシャツを2枚重ねに来ているだけの自分に時折向けられる視線は訝しげだ・・・。



月に1度の熱い治療家たちの集い・・・「集客するつもりのない集客セミナー」カポス式症例集客スクール12月の部に参加してきました。


今回はお台場で開催されていた「B-1グランプリin臨海副都心」に出場している我が地元の「横手焼きそば」の応援に寄ってきたために遅刻しそうになるというアクシデントはありましたが、無事に参加できました。





◯形にすることで見えてくるもの

前回までは症例そのものについて色々学んでいましたが、今回は症例や自分の治療を取り巻くものについて考える回となりました。

テーマは「信頼関係」。人間関係の変化は何がキッカケで起こるのか?
誰でもぼんやりとは分かっているし、聞けば「そうそう!」とうなづくことばかりなのですが、改めて文字にして見えるようにしてみると、案外無意識のうちにやっていることが多いもので、気をつけなければいけないことだらけ。

治療技術も大事、人間関係も大事、集客や情報発信も大事。でもどれか1つが大事なのではなく、それぞれが要素として大事です。
やるべきことは無数にあります。
セミナー中、若干遠い目をしてしまいったのは内緒です・・・。



◯向かう先は品川

今回はセミナーだけでなくもう1つ楽しみにしてきたことかありました。
それは・・・



はりきゅうルーム・カポス訪問!



カポスは品川駅から徒歩3分のビルの一室にある鍼灸院。道をただ歩いていても発見は不可能です。
「近くを通ったんで寄ってみました〜」という患者さんは間違いなくゼロでしょう。


カポスの玄関から振り向くと、こんな光景が広がっています。



カポスは整動鍼の創始者・栗原誠先生が整動鍼の持つ力と可能性を証明するために作った鍼灸院です。
整動鍼のエキスパートが揃っている鍼灸院。専門分野をみると「耳鼻科かよ!」というツッコミが入りそうですが、その力を遺憾無く発揮し、巷では中々治りづらいと思われている症状の治療に成果を出していて、今では予約を取るのも大変です。




前日のセミナーはこのカポスで実際に行われていることを学んでいます。
5月に1度来たことがあるのですが、色々学んでから改めて来てみると、以前は気づかなかった細かな気配りに感心しっ放し。
治療技術以外のことも学ぶことだらけです。


◯そして治療・・・

治療を受けに来たものの、前日は懇親会後早めに寝たため、残念なことに体調がバッチリ。
結局長いこと気になっている左腰の重さと食べ過ぎの胃腸の調整、そして食べ過ぎ頭痛の予防をしてもらうことに。


治療して頂いたのは、鍼の貴公子、竹内先生。
ただでさえ小さい整動鍼のツボを正確に探り分ける細身のイケメン。
驚きなのはこの精度がカポスでは統一された技術水準であるということ。
自分もまだまだ精進しないと・・・。

鍼一本ごとに腰の動きが良くなり、背中の張りが減り、頭痛の原因となる肩周りの固さも取れていきます。
体調が悪い方が鍼での体の変化は大きいもの。体調が良いのが恨めしく思えたのはもしかしたら初めてかもしれません。

ともあれ、治療したことで来た時よりも体が軽く、動きやすくなっています。
次回来る時には不摂生をしておこうと心に決めました。


せっかくなので記念写真



普通で面白くなかったので・・・


巨人だ〜!!!






竹内先生も捕食の危機!!




院長の秋澤先生が治療で忙しく、写真を撮れなかったのが少し心残りですが・・・。




何かを学ぶとき、1番良いのは実力者の影響を受けることだと思います。
この2日間でトップレベルの治療技術と集客の心遣いに触れることができました。

自分にはまだまだ伸び代がある(やっていないことが沢山ある)こともよく分かりました。
来月のカポス式スクールまでやることが一杯!ボーッとしている暇はなさそうです。

性の話

※画像はイメージです。


言葉には魔力があるとか。

ただ1つの言葉が多くの人を惹きつけることがあります。

最近こんなブログを読みました。

コレです。








性的な連想をさせる単語には何とも言えず人を惹きつける力があるようです。



ところで今回のブログはそういう話ではありません。


「性」って「せい」以外の読み方もありますよね。


「さが」とも読みますね。




◯性・さが・サガ・SaGa

「性(さが)」というと私が最初に連想するのはアレです。





魔界塔士SaGa。



<<ここから先はネタバレを含みます>>




魔界塔士SaGaは初代ゲームボーイ用に発売されたゲームで、ゲームボーイ初のRPGです(確か)。
従来のRPGの主流であった経験値による成長システムを使っていないのが特徴で、道具を使って成長する人間、戦闘が終わるとランダムで成長するエスパー、敵モンスターを倒した時に手に入る肉を食べて様々な種に変化するモンスターなど個性的なキャラクターを選んで物語を進めていきます。
このゲームの最後のボスの台詞が


「これも いきものの サガ か・・・」


というもの。


私がこのゲームをプレイしたのは中学生の頃、初めて「さが」という言葉と出会いました。

当時「エルリック・サーガ」などの小説を知っていたので、サーガ、サガというと「英雄伝」的な意味で捉えていました。
このゲームのタイトルの「SaGa」もこの意味合いが強いかと思います。





そのゲームの登場するキャラクターのセリフの中に掛け言葉として現れた「さが」という言葉に、私はとても斬新でミステリアスを響きを感じました。

辞書的な意味は後で国語辞典で調べて知りましたが、このゲームによってこの言葉の存在は私の中に瞬時に定着しました。

私は「SaGa」に「性(さが)」という言葉を教えてもらったのです。



◯ゲームやマンガは学びの宝庫?

「大切なことは全部ゲームが教えてくれた」とまで言うつもりはありませんが、ゲームから学んだ言葉や格言、言い回し、伝承、サブカルネタは数知れません。
ゲームで三国志に興味を持ち、そこから漢文で古代中国の人の考え方に興味を持ったりもしましたし、RPGでボスを倒す際、与えたダメージを随時計算しながらのプレイは計算能力を鍛えてくれていました。
思い返せばゲームに限らず、マンガやアニメ、小説などの娯楽物から多くのものを学んできたと思います。


ゲームは確実に私の一部を形作ってきた要素です。こう断言すると「何をバカなことを」と思う方もいると思いますが、「自分もそうだ」とうなづいてくれる方も少なくないと思います。


ブログで私がマンガやゲームのネタを引き合いに出すのも私自身の性(さが)なのです。


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