2016年11月

なぜ同じことを繰り返してしまうのか?

見なれた顔。
見なれたテキスト。

繰り返される理論。
繰り返される技術。

なぜ我々は同じことを繰り返すのか?



11/20、21日、活法研究会の整動鍼セミナー四肢編C日程に参加しました。
9月のB日程で四肢編に初参加して2ヶ月、早くも復習としての参加です。参加したメンバーを見渡すと初めて見る顔と見知った顔が半々くらい。ですが3分の1は復習しての参加です。
なぜ復習としての参加者が多いのでしょう?

復習で参加する理由は大きく3つあると思います。

1.前年からアップデートされた内容を学ぶため
2.診断とツボ取りの精度を上げるため
3.仲間と交流するため





◯進化する整動鍼

整動鍼セミナーは今年で2クール目。その効果の大きさと明確さ、即効性と再現性から毎回定員一杯になる人気セミナーです。
整動鍼は創始者である栗原誠先生の長年の臨床実績と古武術に由来する活法から生まれました。ツボに鍼をすることで起こるシンプルな体の変化を観察、分析することでその世界を構築してきた鍼灸技術であり、現在も進化中です。
そのため2クール目に入り、1クール目よりも効果のあるツボと差し替えられたり(100近いツボの中で差し替えられたのは1つだけですが・・・)、新たに追加された技術(それも効果絶大!)があるのです。
これを学ぶだけでも参加する意義はかなり大きいのです。



◯技術はどのくらい学べば身につくのか?

整動鍼で使うツボの多くはせいぜい1、2mmの大きさ、使う鍼は直径0.2mm以下の場合がほとんどです。
大きさのスケールとしては髪の毛をゴマ粒に刺す感じです。
整動鍼のツボは現存するどんな医療機器でも探り出すのはおそらく不可能で、人の手によるものが唯一の方法です。

ツボ取りの精度のアップは一朝一夕にはできません。何度もツボ取りをし、より正確にできる人にチェックと修正を繰り返していくのです。
仲間内でもある程度はできますが、より効率よくレベルアップするには精度の高いツボ取りをできる人にチェックしてもらうのが1番です。
より高いレベルでそれができるのがセミナーという場です。

以前、技術の習得には数ヶ月で十分か、10年もの長い年月が必要か、などという議論がありました。
整動鍼のセミナーの場合はどうかというと、個人的な意見としては、治療として最低限成立するという意味でなら1回のセミナーで十分だと思いますが、より効果の高い治療を求めるなら最先端、高精度の技術に触れられるセミナーへの参加は必須であると考えます。
テキストに書いてある文字ではなく、手から手へ伝えられるものにこそ価値があり、セミナーの意義があると思います。



◯同じ志を持つ仲間は得難いもの

整動鍼セミナーを開催している活法研究会の目的は、鍼灸という技術、鍼灸師という存在の地位の向上にあると聞いています。
セミナーには、サブカルチャーと混同されがちな鍼灸を明確な治療技術としてあきらめられない、鍼灸師という資格を職業として、技術者として確かなものにしたい、そんな熱い思いを持った鍼灸師が続々と集まってきています。

同じ思いを持つ仲間には、同じ思いを共有できる場でしか出会えません。
整動鍼という技術は活法研究会の講師陣の熱い思いによってセミナーとなり、その思いに共鳴した人々が集まっています。
そんな場だからこそ、何度でも足を運びたくなります。

活法研究会の講師陣やセミナー参加者との交流そのものがかけがえのない経験であり、財産です。




先日、栗原先生のブログで「10年前から知っているような錯覚に陥る」との言葉を頂きました。



栗原先生が全身全霊をかけセミナーに向かっていて、それに全身全霊で向かっていくからこそ生まれた関係性だと思い、嬉しくなりました。

来年は新展開もありそうです。自分が全力で向かえるものがあるというのは大事なことであり、嬉しいことです。

今後のセミナーも楽しみです。

創造の地 〜養気院訪問記 後編〜

前編はこちら

中編はこちら




養気院に着いた私と谷地先生。
夜とはまた違った雰囲気の養気院をまじまじと眺めます。


ちょっと気になるこの欠けた部分。わざとそうしてあるそうで、これも進化の要素を残した部分だとか。
建てた時点で一体どこまで考えていたのか、聞き出したい気持ちもありますが徹夜になりそうな気がします。



カエル?カエルだよな?魔除け?



中に入ると中央の植え込みの木がお出迎え。これがあるおかげで晴れた日は自然光がいい感じで射し込み、照明がそこまでいらないのだとか。
この日は曇りでしたが、確かに明るい・・・。


喫茶店をイメージしたという待合室で談笑。
前日が集客セミナーだったので、それにまつわる話も多くなります。
といっても人を集めるためのシステムではなく、どう自分自身の情報を開示していくか、ということが主眼にあるので、結局話は症例と治療の話になるのですが。

治療の話に経営の話、鍼灸の歴史や業界の動向など話題は一向に尽きません。
少人数なのもあり、普段の活研セミナーの懇親会以上に深く、突っ込んだ内容に話が及ぶことも。

そんな中「ときめき」とは何か?という問いから分析と考察が始まります。
一見しょうもない考察しづらい話題であっても真面目に議論していくと結構深く掘り下げられるものです。
結局結論は出ませんでしたが、こういった探求する心が整動鍼には必要です。


時間はあっという間に過ぎていきます。


話の中で急に栗原先生がキーボードを叩き出します。会話の中からブログや雑誌連載のネタを思いついたのだとか。
こういうヒラメキが15年近く、私を含め多くの鍼灸師の心を打ってきたのだなぁとしみじみ思いました。



遊び心も忘れていません。


谷地先生がブログの中で私を「北の巨人」と呼んで以来、このテのネタが急増しています。



最後に皆で記念写真。


気づいたら栗原先生の奥様、スタッフの光山さんとの写真はこれしかありませんでした(笑)



さっきのに比べるとインパクトには欠けますが、カリスマ鍼灸師2人との貴重なショットです。



お昼は近くのお店で名物の「煮ぼうとう」をいただきました。


今回養気院に来て「情報は五感で感じるもの」だと強く思いました。文章でも、写真でも、動画でも伝わらないものが確かにあります。
場の空気感とか雰囲気とかいったものに触れた瞬間、何かを感じる。インターネットがいくら普及してもこれだけは実際に行かないと分かりません。




名残惜しさを感じながら、群馬を後にします。
また来たいなぁ〜。



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◯平城鍼灸整骨院
秋田県横手市平城町6-25
TEL 0182-36-6036
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異文化の地 〜養気院訪問記 中編〜

前編はこちら


興奮冷めやらぬまま養気院を後にし、宿に向かいます。
着いたのは昔ながらのビジネスホテル。
私と谷地先生はここに泊まらせて頂くことになりました。


フロントにはメッセージとルームキー。
ホテルマンが出てくる訳ではないようです。話には聞いていましたが・・・。
不用心なのか客への信頼度が高いのか?
とにかく不思議な感覚です。


廊下も部屋もレトロな雰囲気。


しかし1週間前に日本武道館研修センターで畳敷きの二段ベッドとテレビ、エアコンの利用は有料、という経験をしている私は大概のことは驚かなくなっています。

テレビが有料であろうと、ビデオテープがどこにも見当たらないのに部屋にビデオデッキが置いてあっても一切驚きません。


私達の部屋は1階でしたが、2階に上がると娯楽用の設備があります。


階段を上がるとすぐに沢山の漫画が。



廊下を抜けて進むと・・・



パチスロと麻雀のゲームの筐体。昭和のニオイがします。




廊下の突き当たり、階段のところにある絵は夜に暗い中で見つけるとかなり焦ります。


探せばツッコミどころはいくらでもありそうでしたが、それはまあほどほどに。

今も各地に点在する昭和のビジネスホテルの姿がそこにありました。




一夜明け、再び養気院へ。歩いて20分くらいの距離ということなので、散歩がてら歩いて向かいます。

いつもならスマホで道を調べながらいくところですが、今回の旅のパートナーは活研セミナーでの「谷地散歩」で有名な谷地先生。すでに早朝散歩で下見済みのようなので一切を任せて私はボーッとして歩いても大丈夫!

歩いていると道すがら色々気になるものがありました。



一瞬色々考えてしまいます。



その横の自動販売機。お菓子のラインナップが色々。チップスターは割れないだろうか?



まさか蜜柑の木があるとは⁉︎



畑にはネギが沢山!名産のようです。



そうこうしているうちに養気院に到着。裏側からの写真は中々レアだと思います。



無事到着。


宿から養気院までの道ですれ違うのはほとんど車で、歩いている人はあまりいません。このあたりは横手と似ていると思いました。
そんな環境の中、常に予約が一杯の養気院。セミナーでそのカラクリを聞いてはいるものの、そのカラクリを支えているのは栗原先生の「患者目線」というコンセプトだと思います。

そしてその栗原先生を育んだのがこの群馬の地・・・。


横手にはない独特の風土が息づく地。

視点や発想が違うからなのでしょうか?色々謎ですね〜。




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憧れの地へ 〜養気院訪問記 前編〜

11月13日夜10時。高速道路を走る一台の車。
運転席でハンドルを握るのは整動鍼の創始者・栗原先生。助手席には北海道のカリスマ鍼灸師谷地先生。私は後部座席に座り3人で談笑しながら群馬へ向かっていました。
私にとっては初の群馬県入りです。

この日は「集客する気のない集客セミナー」カポス式集客スクールの第2回目。
セミナーと懇親会を終え、かねてから栗原先生にお願いしていた養気院の見学のために車を走らせていました。(運転は栗原先生でしたが)



養気院は栗原先生が20代の時に建てた鍼灸院です。既存の鍼灸院にはない雰囲気と数々のこだわりが随所に散りばめられいます。驚くことになんと今もまだ進化中。サグラダファミリアのように時間をかけて完成させていくのだそうで、まだまだ様々な構想が栗原先生の頭の中にあるようです。




その日、養気院に到着したのは夜11時。ブログで読み、動画で観、多くの方から話を聞いていた憧れの鍼灸院が目の前に!
私と谷地先生のテンションは急上昇です!

明日という時間もあるのに早速中を見せて頂きました。




入っていきなり目に入ってくる中庭(?)の木。東洋思想を一部取り入れたのだとか。
カッコいいな〜とは思うものの、横手で同じことをやったら冬に雪で大惨事になるのが目に見えています。
これは真似できん・・・。




問診室にある栗原コレクションもとい蔵書の数々・・・興味を惹かれる本ばかり。鍼灸に関するものの他、体の動きを考える上でヒントになる本が沢山並んでいます。この全てが整動鍼を生み出すヒントになっている・・・まだまだ勉強すべきことは沢山ありそうです。


以前カポスのブログで存在を知っていた屋根裏にも・・・急角度にかけられた梯子を登るとそこはもう別世界。絶妙な狭さと絶妙な天井との距離がちょっとした秘密基地感を醸し出します。屋根裏部屋はその存在自体がロマンです。いいなぁ・・・。



施術室やアトリエも見せて頂きました。施術室は患者さんが安心して施術を受けられる場、アトリエは栗原先生が自身を日常と切り離して落ち着いて仕事をできる場なのだろうと思います。
これも欲しいなぁ・・・。


養気院には文字には起こせない、自分の治療院を考えていく上でのヒントが沢山あったと思います。全てに一貫しているのが、「働きやすい」ことと「患者さんのことを考えている」ということだと思いました。
こういう治療院、いいなぁという言葉しか思い浮かびませんでした。



翌日またゆっくり見学させて頂くことにして宿に向かいます。


この時我々はまだ知りませんでした。この群馬の地にはまだ知らない数々の驚きが潜んでいることを・・・。




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◯平城鍼灸整骨院
秋田県横手市平城町6-25
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PC or スマホ?ブログを書くには?

割と驚かれるのですが、このブログは全てiPhoneで書いています。

別にパソコンを使わない若い人の真似をしているわけではなく、自分にとってその方がやりやすいからそうしているに過ぎません。

今回はブログを書く際、パソコンとスマホとでどのような違いがあるのか?を考えてみます。


◯パソコンはオフィスで使う上では非常に便利

パソコンを使う最大のメリットはキーボード入力の生産性の高さに尽きると思います。
ブラインドタッチができれば1分間に何十字も何百字も打てますから(速度は個人差あると思います)、1つのブログにかける時間は極めて少なく済みますし、思いついたことをすぐ文章化できるので、頭で考えたことに指が付いてこない、なんていうリスクが減ります。
画面が大きいので打ち込んだ文章の全体像を眺められるのも大きな利点です。

しかし利用場所を選びます。外に持ち出して使うといっても、新幹線の座席で、カフェや飲食店のテーブルで、くらいが限界かと思います。混雑気味の電車の中で使い出したら迷惑ですし、持ち歩くにはバックが必要になりますから何かの折にすぐに使うことができません。
圧倒的なメリットを持つものの、オフィスなどある程度落ち着いた環境で使うことが前提になります。


◯スマホは時と場所を選ばない

スマホはフリック入力が基本になるので、パソコンのキーボード入力が両手の指10本をフル活用しているのに比べると、指1本でチマチマ入力していくのでスピードはかなり落ちます。
ですが利用に場所を選びません。トイレであろうが、満員電車であろうが大丈夫。信号待ちの際にも、置鍼の間にも、いつでもブログを書くことが可能です。
ふいに良い言い回しを思いついた時もすぐに入力して推敲できます。
最近は時間が空くとすぐにスマホをいじる人が多いので、特別なことをしているようにも見えません。ブログを書いている際の感情が顔に出さえしなければ完全に風景に溶け込めます。


◯何が便利かは人それぞれ

どんなものにもメリット、デメリットがあります。それを理解した上でどう使い分けるかが大事です。自分のスタイルに合った使い方に習熟するのが1番いいと思います。

私自身はというと考えながら書き、入力しながら文章を推敲していき、入力しながら表現のバランスを考えたりもしているので、ブログに関して言えばキーボードで一気に入力するのでもフリックでノロノロ入力するのでもどちらもいいのですが、利用環境が決定打となります。

細切れの時間や移動中の暇な時間を使ってブログを書くことが多いので、一々バッグから取り出したり、使うのに場所をとったり、起動に時間がかかったり、キーボード入力中にマウス用コンソールに手が当たって勝手にカーソル移動したりというちょっとしたことが積み重なって大きなネックになります。
私にとってはいつでもどこでも(TPOはわきまえた上で)手軽に使えるというのは、ブログを書く上でとても重要です。



どんなものでも絶対視せず、状況に応じて柔軟に使い分けるかられるのが大切です。
そういった柔軟性を「強さ」と表現しても決して間違いではないと思います。

「強さとは対応力である」と今流行りの本のタイトルのような言葉で今回は締めたいと思います。

(これ、武道にも通じます。ということは治療にも通ずると思うので、考え方として大事にしています。)


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