県境のトンネルを抜けると、そこは雪国ではなくなった。


◯そもそもここが雪国

12月11日、横手市は前日から雪が降り積もり、朝には30cmを越える積雪。
朝5時にセットした目覚まし時計がなるより早く、除雪車の作業音で目を覚ましました。





「やはり積もってるなぁ・・・」

このとき気温は-1°C。コートから靴まで冬用の装備が必要な条件がバッチリ揃っています。
この日は神奈川県に出張。向こうの最高気温は10℃。完全に秋の気候の雰囲気です。雪国の冬用完全装備で行ったら現地で浮きまくること間違いなし。

しかし考えてみるといくら横手が寒くて積雪が多かったとしても、電車や新幹線の中は暖房全開。何の心配もありません。横手駅までの道のりと新幹線に乗り込むまでのホームの移動さえ乗り切ればあとはどうにでもなります。

結果としてTシャツ2枚重ねに薄手の上着。靴も冬用のブーツではなく、普段はいてる靴。横手市内は駅まで車で送ってもらうことで乗り切る作戦に。
横手市内で誰かに会ったら間違いなくビックリされる出で立ちです。
案の定、新幹線待ちをする大曲ではほとんどの人がダウンジャケットやコートを着込み、ブーツを履いていて、自分の方に珍獣を見ているかのような視線が送られたような気もしましたがそんなことは気にしません。

正確に言えば、服装をどうみられるかなどどうでもいいくらい楽しみな出張だったのです。


◯活法が繋いだ縁「藤沢会」

今回の出張はセミナーではありません。

藤沢で月1回開催されている活法復習会、通称「藤沢会」に参加するためです。

藤沢会は神奈川で活躍する活法研究会のメンバー有志による復習会で、今回で17回目の開催です。
メンバーの多くは昨年頃から活法・整動鍼のセミナーに参加し始め、ほぼ同じようなスケジュールでセミナーを受けているので、キャリア2年前後の同期生の集まりのような和やかな雰囲気です。
ですが活法・整動鍼に注ぐ熱量はキャリア3年以上のベテランの方々にも負けていません。妥協のない姿勢にはセミナー講師の先生方も一目を置いているようです。


いつもの新幹線で東京に向かい、そこから神奈川県藤沢市を目指します。





藤沢駅に降り立つと横手市と同じ日本とは思えない青空が見えます。



歩いて会場である西岡治療院に向かいます。






着きました。



会場となっている西岡治療院の西岡先生は元プロボクサー。治療院内もボクシングジムのような体育会系な雰囲気だろうか?





そっと覗き込みます。



覗き込んだ巨体に気づいた大島先生が迎え入れてくれます。
大島先生は藤沢会の取りまとめをしていて、県外の私をこの会に誘ってくれたのも大島先生です。



中に入ると復習会前に腹ごしらえをしたり、互いに治療したり、臨床の情報交換をする光景が広がっています。


今回は同期生、ベテランを含め9名が参加。過去最高の人数だそうで、初参加の人間としては緊張を隠せません。




◯妥協なき復習会

人が集まったところで復習会が始まります。
今回はセミナーの機会の少ない基礎編の技が中心。
坐骨上げ、中殿筋の導引、骨盤の3点導引、仙腸関節の導引、骨曲げ、縦折り、内転筋の導引と、注意すべきポイントの多い技を順に練習していきます。

技の練習には数をこなすことも大事ですが、客観的な視点から技の出来を評価してもらうことも大切です。
お互いに妥協なく間違いを指摘し、より高いレベルの技の完成を目指します。





そして整動鍼。臨床での発見やセミナーの内容を共有した後、ツボ取りの練習。
1つ1つのツボに皆真剣に向き合います。




6時間に渡る復習会はあっという間に終わりました。

元々はセミナーを受けて「復習しないと活法を本当には使いこなせない」という不安から始まった復習会だという話でしたが、今は参加者全員が純粋に活法と整動鍼を楽しんでいるように見えます。

1人1人が独立した治療家でありながら、中学校の部活動のような和やかさと連帯感を持っている、何ともうらやましい場でした。




場所を変えて懇親会。年内最後なので忘年会です。



また来たくなる復習会。

それが「藤沢会」。