ファッションと鍼灸

今回はファッションに全く無頓着な私がファッションを通して整動鍼のツボ選びを語ります。


◯鍼灸師はコーディネーター?

何かのテレビ番組である芸能人が服を買いに行く度に、店にかけてある服を「ココからココまで買う」と伝えて一度に100着近く服を買った時期があるが1度も袖を通していないものが沢山ある、と語っていました。
服は数が多ければ選択肢は増えますが、ただ多ければいいわけではなく、きちんとコーディネートしないとその人の魅力を最大限に発揮できません。コーディネートにはある程度の法則があり、理論があり、その上で選び方に個性が現れます。



整動鍼は患者の体に合わせたツボのコーディネート技術であるとも言えます。多くもなく、少なくもなく、体の連動を考えながらそのときのその人に最適なツボを選び鍼をします。複数ある選択肢の中でどのツボを選ぶかに鍼灸師の個性が現れます。


◯プラスマイナスはテーマによる

気に入っている服だからと何でもかんでも着るわけにはいきません。その時のテーマによって同じアイテムでもプラスに働いたりマイナスに働いたりします。結果として全体のバランスが取れていることが重要です。

整動鍼のツボ選びもそうした視点と同じで、その時の症状や体の状態によって同じツボでもプラスに働いたりマイナスに働いたりします。人体に関わることなので、マイナスを出さず、よりプラスに働くようにツボの数を絞っていくことになります。
少ないツボで体の変化を集中させるのが大切です。



◯コーディネートに必要なもの

コーディネートには知識とセンスの2つが不可欠のではないかと思います。
ファッションなら何でもかんでも目移りせず、色彩や材質、アイテムの特徴という知識を総合し、本人のセンスで組み合わせを選んでいく。簡単に真似できるものではありませんが、ある程度なら法則性に従っていけば、大きく間違うことはありません。

ツボ選びも知識とセンスがものを言います。
ツボや体の関係性を総合し、術者のセンスでツボを選びます。簡単なことではありませんが、整動鍼というガイドラインのお陰で、大きく間違うことなく治療ができます。


◯大切なのは「使うものを厳選する」こと

服もツボも目を引くものが沢山あります。だからこそしっかりと使うものを選んでその魅力を最大限に発揮したいと思っています。
体のパーツは有限ですから身につけられるアイテムも限られます。少ないと簡素だし、多すぎると下品。使う数に現れるのは人となりかもしれません。
ツボ選びの場合は体の耐えられる刺激に限界があることを考慮しなくてはいけません。
鍼灸の治療は日常の中にあるものだと思います。だからこそ日常生活への支障は減らしていきたい。治療した日もその翌日も普段通りの毎日を過ごせることが理想です。

少ない鍼で治療するのはそんな理由もあります。

(1番の目的は最大限の効果を出すためです)


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◯平城鍼灸整骨院
秋田県横手市平城町6-25
TEL 0182-36-6036
完全予約制
年中無休(不定休あり)
診療時間
9:00〜12:00
14:00〜18:00

技真似は男の性(さが)

牙突。

この名を聞いて心躍る方もいることでしょう。
マンガ「るろうに剣心」の登場人物、斎藤一の必殺技です。


この姿勢から片手で刀を突き出し攻撃します。実際に新撰組で使われていた片手平突きという技を少年マンガ用にアレンジした技だそうです。


このマンガの連載当時は剣撃の格闘ゲーム「サムライスピリッツ」が流行していて、ちょっとした剣撃ブームでした。何せ「るろうに剣心」の作者が作中にサムライスピリッツの必殺技を登場させたりするくらいですから、若かりし頃にこの技を始め色んな技の真似をしていた男性陣は少なくないと思います。



子供の頃には戦隊ヒーローの真似をし、ちょっと大きくなってもマンガやゲームの必殺技の真似をする。男は幾つになっても同じことをしていると言われても返す言葉がありません。


こういったマンガやゲームの技というのはカッコいい動きになるように作ってありますから、実際に剣の技として使うには疑問なものも無いわけではないです。
元々現実の戦いの中から生まれたものではないのでそこは仕方ありません。

現実の武術の技は割と地味だったりします。相手を倒すためには少ない動きで最大の効果を出したいので動きはシンプルになっていきます。
シンプルな動きは簡単そうで難しいもの。経験者の指導無くして普通の人が身につけられるものではありません。

武術の裏技たる活法も動きはシンプルです。パッと見るとすぐに真似できそうな技が沢山あります。
理論も非常にシンプルな言葉で語られています。


武道雑誌「月刊秘伝」の11月号では私が学んでいる碓井流活法の理論や考え方が治療家ではない記者の視点から分かりやすく解説されています。



幾つかの技が文章と写真で解説されていますが、動画だとより分かりやすいですね。

碓井流活法に関する動画はyoutubeに幾つか上がっていますが、技の解説までしてくれているわけではありません。


実は解説付きのDVDが今まで2本発売されています。


こちらは活法の魅力に迫った内容。



続編は実際に使える技を収録。


この2本のDVDに続く第3弾が今月発売されます。


今までのセミナーに登場していない技が多数収録されており、活法研究会の会員も心待ちにしている一本です。


活法に限らず、日本の武道武術の技は型によって支えられています。
最近は型というと形式ばって価値の薄いものという風潮がありますが、それは単に形骸化した型しか知らない人が多いからです。
本当に生きた型というのは型通りの動きをすることでそれなりの技の成果を出せるのです。

先ほどの活法DVDは活法の型を実技と理論で詳しく解説しています。同業者の方々には是非とも観て、真似して欲しい技の数々です。

このDVDの発売でより多くの方々に活法の魅力を知っていただけたらと思います。

(今ならamazonで割引中です)


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道具との付き合い

扱いが悪いのでしょうか?私の使うモノが単に壊れやすいだけでしょうか?

今回はコーヒーミル(手動)が壊れました。


今年の1月に caffe gita yokote の福袋で買ったハリオのハンドミルです。

ハンドルを回すと豆を挽かずに空回りして挽き目だけが変わっていきます。ストッパーか何かが壊れたんでしょう。
あ〜あ。

道具というものは長く使えば愛着も湧くし手にも馴染みます。多少モノが違ってもそれに合わせて使いこなせる力も大事ですが、手入れをしつつ長く使ってきたものの出す味や深みもいいものです。
買う段階でより少し高くても良いものを選び、長く使えるのが理想です。


◯鍼という道具

鍼灸師が使うのは鍼と灸という道具。厳密に言えば灸の場合は線香などの火種の扱いも重要になります。私は最近専ら鍼を使っています。整動鍼という技術ゆえなのですが再現性の高さを求めるために鍼を使っています。(整動灸があるという話も聞いてはいます)

鍼は人体の内部に刺すため古来より衛生面には気を遣っていたようです。基本的に1度使った鍼をそのまま別の人に刺すことはしません。道具の消毒が必須です。

古の昔は煮沸消毒。
私が学生の頃はオートクレープという高圧蒸気滅菌器にかけて何回も使っていました。(3回ほど使ったら捨てるようには言われました)

現在はというと、金鍼や銀鍼などの高価な鍼や特注の特殊鍼はともかく、一般的に鍼灸院で用いられるステンレス鍼は滅菌済みのディスポーザブル(使い捨て)鍼が主流になってきています。

医療に置いて衛生状態の確保は最重要事項になっています。滅菌してパッケージされた鍼は開けて使ったら医療廃棄物として廃棄するのが基本。このタイプなら衛生面に不安はありません。




◯整動鍼が使いたい鍼

整動鍼はステンレス鍼を基本的に使います。
自分の手に馴染む鍼は鍼メーカーの特徴で選ぶか、鍼の製作段階でこちらの好みのものを作ってもらうしか無くなってきます。

現在、鍼メーカーは鍼を刺す時の痛みをどれだけ無くすか、どれだけ刺しやすいかに研究の主眼を置いているようです。
(・・・今の段階のものでもほとんど痛みはないのですが)

整動鍼は精度が命です。1ミリずれただけで効果がない場合も少なくありません。
鍼を刺すときの痛みや刺さりやすさは技術によってコントロール可能ですが道具によるズレはどうにもなりません。
整動鍼としてはより道具によるズレが少ないものを使いたいのです。


この写真を見て下さい。


右の透明な鍼管は左の赤い鍼管と比べ内径(管の中の広さ)が2倍くらいあります。真ん中にある鍼の細さを考えるとズレ具合はかなり違います。

道具の特徴としては内径が細いものの方が刺したツボとのズレが少なく、より整動鍼に向いています。


◯道具としての「整動鍼」を求めて

現在、活法研究会では道具としての「整動鍼」を開発するプロジェクトが進行中です。
整動鍼創始者のブログで紹介されています。
↓↓↓


1つの道具との長い付き合いはできませんが、道具の特徴との長い付き合いは可能です。
今後鍼灸界を変えていくであろう整動鍼が長く付き合える鍼の誕生が楽しみです。


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